グリーンピース:福島沖の海底の放射能レベルは原発事故前の100倍

[2016/07/22 RTより]

いわき市にある四倉海水浴場を歩く人。福島第一原発から南に40キロに位置する。

いわき市にある四倉海水浴場を歩く人。福島第一原発から南に40キロに位置する。

グリーンピースの発表した報告によると、福島県沖の海底の放射性物質の量は、原発事故前の100倍である。この事実は、放射能の悲劇の後ではもう二度と元には戻らないエリアが存在するということを示している。

木曜日、その環境団体(グリーンピース)はレポートを発表した。それは福島県内の河川と、福島県沖の海底の放射能レベルの測定結果をまとめたものである。

「それらの河川における測定結果は、日本の首相の安倍晋三内閣が生活するのに安全だと主張したエリアで測定されたもので、測定結果は、放射能の悲劇があったあとでは元には戻らないエリアが存在するというものでした」グリーンピースジャパンの柏木愛氏は言います。

レポートによると、福島県沖の海底における放射性物質の量は、2011年前よりも100倍に達するという。また、河川における放射性物質の量はは太平洋の海底における放射性物質の量の200倍である。

「我々が測定した河川における、このすさまじいレベルの放射性物質は、福島原発事故に端を発するもの。環境の汚染と人々の健康に対する危険が長く続くことを示しています」柏木氏は述べます。

「汚染された森と淡水系を含む自然の広い範囲は、放射性物質の源泉として未来にわたってその状態を保ち続けるだろう」科学者はプレスリリースの中で述べています。

彼らは、セシウム134セシウム137などの放射性物質のレベルを分析し、分析結果の中で莫大な増加が見られるとしています。

報告書によると、福島第一原子力発電所の近くの海底におけるセシウム137の量は、事故前は0.26Bq/kgだったのに対して、現在は120Bq/kg。概してそのデータは、放射性セシウムが、今後数百年に渡って人間の健康にとっての脅威となり続けることを示しています。

「福島沖の海底における放射性物質による汚染レベルは、陸上の汚染よりは比較的低いです。そのことは我々の測定や他の研究によっても明らかにされています」グリーンピースジャパンのケンドラ・ウルリッチ氏(Kendra Ulrich)は述べています。

また、破壊された原発がある場所は、福島県住民と太平洋にとって、最も酷い放射能脅威の一つとなっていると、グリーンピースは述べています。

数百、数千トンもの汚染水や、地下水の汚染を防ぐための凍土壁構築の失敗や、燃料棒3つが溶融(メルトダウン)したという人類がかつて経験したことの無い事実、これらを鑑みると、この放射能災害の収束は程遠いものであることがわかります」ウルリッチ氏は述べています。

グリーンピースはまた、福島原発周辺の避難指示対象地域に住んでいた住民に対し、2017年3月までに、避難指示を解除するという政府の決定に警鐘を鳴らしています。

福島原発事故は、1986年のチェルノブイリ原発事故以来最大の事故で、2011年3月に発生。3つの燃料棒がメルトダウンし、放射性物質は周りに拡散した。この事故によって、日本中の原発が稼働を停止したが、2015年8月に鹿児島県の川内原発が再稼動した。

[管理人]
何でもかんでも風評被害という言葉で片付け、思考を停止してはならない。風評被害であると片付け、安全を主張することが、多くの人々の命を損なう可能性を孕むことを忘れてはならない。

via : https://www.rt.com/news/352628-fukushima-radiation-seabed-greenpeace/

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