語られない犠牲者の死:放射能災害は日本人をゆっくりと殺している[SPUTNIK]

[2015/08/20 SPUTNIKより]

「日本政府はまだ福島の放射能災害の悲劇がもたらした惨状を認めていない」ロンドンに拠点を置く、放射能コンサルタントのイアン・フェアリー博士は述べています。「数千人もの人々がすでに死んでいて、さらに数千人以上の人がこれからすぐに亡くなると予想されるにもかかわらず」

ロンドンに拠点を置く、自然環境の放射能のコンサルタントであるイアン・フェアリー博士によると、福島の放射能大災害による犠牲者の数は、ぞっとするものである。-

・12,000人の労働者は高レベルの放射線を浴びている(250mSVに達する人もいる。)

・2011年から2015年の間に、強制避難による影響や、病気や、災害に関連した自殺により、約2,500人が亡くなった。

・さらに、5,000人もの人々が将来、致死性の癌ににかかることが推定されており、それは氷山の一角にすぎない。

さらに事態をさらに悪化させているのは、放射の災害とそれによって引き起こされる放射線への被曝が、周期性嘔吐症候群、癌、そして遺伝子への影響などの健康への影響の根本原因になり続けるということです。

困惑してしまうが、「日本政府とそのアドバイザー、そしてほとんどの日本の放射線科学者が放射線のリスクを過小評価している。政府の公式見解は、少量の放射性物質であれば無害であるということだ。科学的に見れば、これは擁護できるものでは無い」フェアリー博士は指摘している。

日本政府は、一般人の一年間に浴びて良い放射線量の上限を、1mSVから20mSVに引き上げた。その一方で政府の御用学者は国際放射線防護委員会(ICRP)に対し、この大きな上限設定の上昇を受け入れるよう、奮闘している。

「これは非科学的であるばかりでなく、不当なものだ」フェアリー博士は強調する。「安全な線量などない。線量0を除いては

日本政府が放射線被曝の長期的な影響に目を向けていない一方で、過去の研究結果によれば影響があるのは明白だ。広島と長崎に拠点がある公益財団法人 放射線影響研究所(RERF)は原子爆弾からの生還者を診てきており、放射線の長期的な身体への影響を今でも記録し続けている

「UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)によると、福島県の集団積算線量(*1)は48,000人・Svで、致死性の癌にかかるリスクを1SVあたり10%と見積もると、将来、約5,000人もの人が致死性の癌にかかると推定される。」フェアリー博士は指摘する。

(*1)集団積算線量
集団を対象にした放射線の線量評価のために評価対象とする集団における1人当たりの個人被曝線量を全て加算したもの。原子炉に起因する社会的リスクを把握するための指標。原子炉の立地審査や核実験による放射性降下物や原子力事故などの重大事故の評価等に使われる。集団実効線量とも。人・Sv(man Sv)の単位で表す。

博士はまた、放射線に関連する問題だけでなく、福島県に住んでいた住民の中には、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、うつ病、不安障害などに罹っている人もおり、それは明らかに増加している自殺者の数の原因のひとつである。

また、専門家が指摘するところによると、2011年の出生数は15%も下落していると同時に、流産の件数も高い割合を示している。さらに2012年の乳児死亡率は20%増加している。

[管理人]
普段生活していて、当たり前だが、死亡者を見ることは無いだろう。死亡者が街を歩くことは無いのだから。
スーパーで病人が元気に歩く姿を見ることもないだろう。
原発事故から5年程経って、「ほら大丈夫じゃ無いか、あれは全部風評被害だったんだ」と言う人たちがいる (Twitterで見かける)。
そんな人たちに言いたい。病院に行ってみなと。そして、放射線被曝の長期的な身体への影響も鑑みて、そのような発言をしているのですか、と。
via : https://sputniknews.com/analysis/201508201025992771/

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