福島の放射能の波に乗るサーファー[アルジャジーラ]

[2016/08/29 アルジャジーラより]

2011年3月11日、午後2時46分、日本をマグニチュード9の地震が襲い、海岸には津波が到達した。この震災により、18,500人が死亡、そのうち津波によるものが9割を占める。2,561名の遺体は見つからないままだ。

津波はまた、福島第一原子力発電所を襲った。チェルノブイリ原発事故と同レベルのレベル7に該当する大事故だった。

政府の発表によると、ここ5年の間に、50,000人の労働者が、原発の除染及び放射能の漏洩阻止のため、働いた。彼らは毎日、土壌の表面の5センチメートルから30センチメートルを削り取り、黒い袋に詰め、街の空き地に積む。それらは便宜的に空き地に積まれており、最終的な処分方法は未定だ。

平豊間海水浴場は福島第一原発から50km離れたところに位置するが、そこは原発事故前は、サーファーにとって有名な場所であった。

驚くべきことに、砂浜と海水に放射能が含まれているのにもかかわらず、幾人かのサーファーはここに来て、波乗りを続けている。彼らはリスクを認識しており、砂浜に積まれている除染された土の入った黒い袋は、健康へのリスクを彼らに思い起こさせる。

「日焼け止めで日差しは防げるけど、放射線から身を守るものはみつけられない」サーファーの1人は言う。「僕らは本当の結末をこれから20年後に知ることになるだろう」

平豊間海水浴場。事故前はサーファーたちにとって有名な波乗りスポットであった。

平豊間海水浴場。事故前はサーファーたちにとって有名な波乗りスポットであった。

「私は週に何回か平富山海水浴場に来て、波乗りしている。これは私の情熱だ。波乗りを止めることができない」このサーファーは言う。

「私は週に何回か平富山海水浴場に来て、波乗りしている。これは私の情熱だ。波乗りを止めることができない」このサーファーは言う。

サーファーの幾人かは、地震のあった当時、この海岸にいた。「地震があり、僕らは平富山海水浴場に戻った。数分後、津波が到達した」サーファーは思い出しながら言う。「あのときこの海岸にいたサーファーで死んだ者はいない。逃げるのに十分な時間があったから。自分の家にいた人たちは波にさらわれ、死んだ」

サーファーの幾人かは、地震のあった当時、この海岸にいた。「地震があり、僕らは平富山海水浴場に戻った。数分後、津波が到達した」サーファーは思い出しながら言う。「あのときこの海岸にいたサーファーで死んだ者はいない。逃げるのに十分な時間があったから。自分の家にいた人たちは波にさらわれ、死んだ」

危険区域内(強制避難区域)の線量計を見る者はいない。

危険区域内(強制避難区域)の線量計を見る者はいない。

オレンジゾーンでは、住民は自由に自宅に帰ることが可能。楢葉町に住むこの男性は自宅の雑草を取り除きに戻ってきた。彼の妻は帰ることに反対し、彼は子供たちを連れてこなかった。彼は原発で働いていたので、危険を知っているのだ。

富岡町のように海から離れた町は、津波の影響は受けず、地震と放射能のみの影響を受けた。それらの町はゴーストタウン化している。

富岡町のように海から離れた町は、津波の影響は受けず、地震と放射能のみの影響を受けた。それらの町はゴーストタウン化している。

除染された土が入った黒い袋が空き地に積まれている。

除染された土が入った黒い袋が空き地に積まれている。

平富山海水浴場は白い砂浜で有名だったが、津波は砂を洗い流してしまった。今では防波壁が建てられている。

平富山海水浴場は白い砂浜で有名だったが、津波は砂を洗い流してしまった。今では防波壁が建てられている。

サーファーはリスクを無視することはできない。浜辺には、除染された土の入った黒い袋が大量に積まれている。「政府は物事はすべて元どおりになったと言っているが、誰も地元に戻ってこない。いるのは年寄りだけで、子供達はどこかへ行ってしまったようだ」サーファーの1人は言う。

ここに来るサーファーはリスクを無視することはできない。何故なら浜辺には、除染された土の入った黒い袋が大量に積まれているから。「政府は物事はすべて元どおりになったと言っているが、誰も地元に戻ってこない。いるのは年寄りだけで、子供達はどこかへ行ってしまったようだ」サーファーの1人は言う。

危険性を知りながらも波乗りを続けるサーファーがいる。「日光に対しては日焼け止めを塗れば良いが、放射能に対してつけるものがない。我々は本当の結末を今から20年後に知ることになるだろう」

危険性を知りながらも波乗りを続けるサーファーがいる。「日光に対しては日焼け止めを塗れば良いが、放射能に対してつけるものがない。我々は本当の結末を今から20年後に知ることになるだろう」

via : http://www.aljazeera.com/indepth/inpictures/2016/08/fukushima-surfers-riding-radioactive-waves-160826095748798.html

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